防災無線
市町村防災行政無線(移動系)設備の設計
2010年度 / 小松市
(1)業務の概要
市町村防災行政無線には、住民への情報伝達を行うための同報系と、車載型や携帯型の無線設備を用いて情報収集・伝達を行う移動系とがあります。
デジタル防災行政無線の整備により、データ通信など、より高度な利用方法が可能となると伴に、同報系では「上り」の通信が可能となり、また移動系では、複数のチャンネルを使用して同時に複数の通信が可能になるなどの情報伝達の効率化が図られます。
(2)本設計業務における特徴
①設計目的
小松市が災害時に現場から情報収集等を行い、行政と住民との情報連絡を迅速かつ的確に行うための防災行政無線をデジタル化に伴い、整備するものである。
②システム構成
市役所庁舎を基地局(親局)とし、大倉岳山頂に中継端末設備を配置し、移動局設備として半固定型を消防本部、車載型および携帯型を小松市役所に配備。
③その他
設計期間:2010年7月~2010年9月
工事期間:2010年10月~2012年2月
担当者から
アナログ無線からデジタル無線への移行に伴い、基本計画に基づいた設計を行い、2012年度内に移動系の整備が完了し、事前に完了していた同報系の整備と併せて小松市の防災行政無線が全てデジタル化が完了しました。2015年現在は、同報系設備拡張の一環として、既設有線放送設備のデジタル簡易無線化が進行中です。
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