既存施設の一部を改修し、ユニット型個室40床・地域交流スペース・厨房の増築する計画を、数社からなるプロポーザルを経て当社で設計をさせていただくことになりました。設計を進めるにあたり、「生きる喜び」・「心の拠り所」・「尊厳の持てる場所」をコンセプトに掲げています。コンセプト実現のための基本構想として、入所者が生き生きとした暮らしを実現するべく「施設でなく家」・「交流」・「安全・安心・快適」をキーワードに設計を行いました。
この建物は個室ユニットケア型特別養護老人ホーム(4ユニット)の増築計画で、『入居される方が最期まで笑顔で暮らせる』ように設計をおこないました。人と人の和をイメージした円形の地域交流スペースが特徴的で、この地域交流スペースの円すい型の屋根が、建物とここで暮らす方々を温かくやわらかに包み込むようなイメージとしています。